温度差
ほとんど全ての人が、将来に不安を感じていると思います。そういう時代だと思います。しかし、その不安にも温度差がある。それも事実です。
もしかしたら、処方箋が全く描けないから、とりあえず、昨日と同じようにきょうを過ごしている…そういうことなのかもしれませんが、結果的には、大きな変化の時代に気づきながら、のんびりと構えてしまっていることになります。
あまりに常識的なことであるために疑ってもみたこともない。だから、それがなくなったり、崩れたりすることがあるとは思えない…
そうしたことが、短期間のうちに崩れたり、無くなったりする、それが「これから」という時代です。
私たちは、無意識のうちに国民の大多数を占めていた「中流層」に向けて事業を組み立ててきました。1960年前後から半世紀以上、そうしてきました。故に、上部層を狙った事業といっても、その「中流層」の中での富裕層、庶民層の違いであって、本格的な富裕層も下流層も見たことすらないのが現状です。
しかし、もう二極化の状態になることは避けられないことでしょう。そうなれば「中流」という階層は消滅してしまうはずです。
そうした時代に富裕層を狙うのなら、現在の私たちが想像できる範囲をはるかに超えたところにある「質」を追求していかなければなりませんし、庶民層を狙うなら、さらにグローバルに生産体制を整え、また流通網を整えなければなりませんし、大きな資本を持つ企業との戦争も覚悟しなえればなりません。
そんなことが、遅くとも、あと数年後には本格化する…
変化が実感できるようになってからの対応では、当然、遅すぎるというのが「今」という時代ですし、自分の代くらいはなんとかなるだろうと思っていたら、50歳代も半ばを過ぎて失業者になってしまうというのが,今という時代です。
でも、昨日と同じきょうを繰り返している…
ほんとうはグズグズしている暇など、全くないのです。