フォトシネマ3 of 武松事業デザイン工房


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ANTI 政経懇話会

規制と保護に護られていた時代。地域の企業家は業界団体や、自分が頼みとする政治家の団体に属しながら、その中で「嫌われないように」していることが必要でした。
そこで問われていたのは、製品やサービスの質を高めていくことよりも、地域の企業社会において上手く立ち回れる力量、政治力。特に70年代以降、行政予算への依存度が高まれば,高まっていくほど、そうした傾向は強まっていき、いつしか、地域企業が参加する会合は、みな「親睦会」化していきました。

90年代に入って、当時の経済局(横浜市)は、大手企業の参入や、消費者が地縁に縛られなくなったことなどから、将来的に、地域企業も、自らのつくりだす製品やサービスによって企業を成り立たせなくてはならない時代が来るとして、製品の共同開発のグループや、企業の企画力を高めるためのワークショップなどを立ち上げました。しかし、それも、いつしか、慣習の中に取り込まれ、年ごとに恒例事業を繰り返すだけの親睦団体になっていきました。

横浜は、まだそうした状況を脱せずにいる…
少数ながら有志の方はいらっしゃるようですが、それでも状況は遅々として動かない…
それでは横浜は死ににいくようなものです。

かつての時代が終わりを告げようとしていることを実感している方はたくさんいらっしゃるはずです。経営を考える、そもそもの文法が通用しなくなってきています。

行政予算に拠るのではなく、ひとりひとりの消費者に向き合っていかなければならない時代。もう同業間で親交を温め合っている時代ではありません。


vol.3 1960/50 CLUB

前の世代が行なってきたことを踏襲するのではなく、自分たちの世代として、新しい解釈を加え、そうしたことから新しい歴史を積み重ねていく…そうしたことが求められているのに、そうした機運さえも盛り上がってこない。やはり、そのあたりが「無関心世代」といわれた所以でしょうか。しかし、誰かがやってくれるだろうと静観しているような状態にあることは明らかです。
というわけで、現在の40代、50代に向けて…

vol.1 IN SIGHT

結局、居心地を用意するということなのだと思います。そのために、もう一度来てみたいという店をつくり、街を掃除して、訪れる人を迎える。そのことは、そのまま、この街に「住み、暮す」人々にも居心地を提供することに繋がる…そういうことなのだと思います。
ハデな打ち上げ花火はどんなにお金をかけても一過性のもの。そして、今、消費文化から離れようとしているといわれる若い人たちには、そうしたことを見透かされているようにも思います。
そして、働く人たちが生き生きとしていること。たぶん、これからの時代、そのこと自体が「人を呼ぶ」ようになっていくのだと思います。

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vol.2 chinese-compe.

残念ながら、今の「横浜中華街」、味の面での評判はあまり芳しいものではありません。テレビという媒体に乗って休日の集客が可能になったとしても、団体客の呼び込みに成功したとしても、近隣のお客様と疎遠になってしまっているのが、その善い証拠でしょう。
ポスターやチラシ、テレビ番組の中でよき中華街のイメージを発信しても、近隣のお客様は正直です。彼らの脚が中華街から遠のくなら、それは、やはり中華街のピンチなのだと思います。

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vol.4 NEXT RECYCLING

一方で、リサイクルは無意味だという声も高まっている…。それは、なかなか成果が見えない状況へのある種の苛立ちの現れなのだということもできます。
中国は、未だに発展途上国を名乗ってはいますが、実態としては立派な先進国です。すでに消費文化も定着し、リサイクル資源についても自国内での調達が可能になりましたし、その必要にも迫られているはずです。つまり、日本で廃棄物を集め、それを選別し、中国に輸出してという構図も過去のものになろうとしているわけです。
リサイクルのプロを自称している人こそ、これからが読めない状況です。どうしていいのか判らないというのが本当のところでしょう。
でも、だからこそ「考える」しかないのです。見ないふりをして「これまで」を続けようとすること、部分的な修正で済ませようとすることは、危険に過ぎます。

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